NFT とは?暗号資産(仮想通貨)の関係
Non-Fungible Token(NFT)とは、ERC721規格により発行した非代替性トークンのことを指します。
ビットコインなどの暗号資産(仮想通貨)は代替可能ですが、NFTは代替不可能な点が異なります。
こも「代替可能」というのは、誰から買った 1 ビットコインでも、誰に売った 1 ビットコインでも、それは同じ 1 ビットコインという価値を有するということです。
トークンに唯一無二の価値を持させることができるNFTは汎用性が高く、ゲームやアート、不動産や会員権など幅広い分野で実用化が進んでいます。
ERCは、Ethereum Request for Commentsの略称であり、イーサリアムの技術提案のことです。
暗号資産(仮想通貨)であるイーサリアム(ETH)が使っているブロックチェーン上で「トークン」と呼ばれるサブ暗号資産を作ることができます。
NFT はその技術を応用しています。
このトークンを使えば、暗号資産(仮想通貨)で必要とされている所有権の正当性や取り引きの透明性をいろいろなものに紐付けることが出来ます。
例えば、NFTを手作りの骨董品やアート作品などに紐付けることにより、権利の所在を明確化することも可能だと言われています。
NFTを利用したサービスには、MycryptoHeroesやイーサエモン、CryptoKittiesなどがあります。
NFT を活用した暗号資産(仮想通貨)ゲーム
日本国内ではスクエア・エニックスが、ブロックチェーン技術を活用したNFTデジタルシールを2021年夏に販売すると発表しています。(2021年3月17)
この NFT デジタルシールは、「ミリオンアーサー」シリーズで展開予定であり、トークンは NFT 取引所でももちろん取引可能ということで注目を集めています。
NFT の取り引きができる暗号資産(仮想通貨)取引所はコインチェックのみ
2021年3月時点では国内暗号資産(仮想通貨)取引所で NFT の取り扱いを行っっているのは Coincheck(コインチェック)が 2021/3/24 から開始するのみです。
Coincheck の NFT マーケットプレイスでは、2つのゲームタイトルで利用できるNFTを、Coincheckで取扱う13種類の暗号資産と交換することができます。
NFT マーケットプレイス専業の TOKENLINK で暗号資産(仮想通貨)IOST トークンが扱っています
暗号資産(仮想通貨)取引所ではなく NFT 専属のマーケットプレイスもあり、TOLENLINK が IOST ベースの NFT を扱っています。
NFT 関連仮想通貨の購入
NFT マーケットプレイスと暗号資産(仮想通貨)取引所が一体化しているのは、Coincheck のみです。
NFT は既存のENJ、IOST、EHT、FLOWのブロックチェーン上でのトークンとして発行されます。
そのため、それらのブロックチェーンの暗号資産(仮想通貨)を購入することは間接的に NFT による暗号資産(仮想通貨)の価値上昇の恩恵を受けれることになります。
NFT で注目を集めている暗号資産(仮想通貨)のエンジンコイン(ENJ)
マイクロソフトが人気ゲームの Minecraft(マインクラフト)での活動をエンジンコイン(ENJ) NFT と結びつける報道がされるなど、ゲームのプレイをすることでリアルの経済活動につなげることができる画期的なことと期待されています。
特に、サムスンの Galaxy シリーズに内蔵されている仮想通貨ウォレットの対応リストには、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)とならびエンジンコイン(ENJ)がラインナップされていることから、スマホやゲームなどとの相性がよく今後の利用が期待されています。